「アルファベットのBです」「えっ、Dですか?」
電話でスペルを伝えたつもりなのに、聞き間違われる…。そんな経験ありませんか?
BとD、MとNなど、違いが音だけでは伝わりづらいアルファベットがいくつも存在します。
そんなときに役立つのが、「AはAppleのA」といった具体的な単語を使った伝え方です。
Contents
アルファベットを正確に伝えるには?基本と背景
フォネティックコードとは?
国際的に使われている「NATOフォネティックコード」では、A=Alpha、B=Bravoのように単語で補足します。
しかし、これは英語話者向けで、日本人には通じにくいのが現実です。
文字 | コード単語 | 文字 | コード単語 | 文字 | コード単語 |
A | Alfa /Alpha | J | Juliett /Juliet | S | Sierra |
B | Bravo | K | Kilo | T | Tango |
C | Charlie | L | Lima | U | Uniform |
D | Delta | M | Mike | V | Victor |
E | Echo | N | November | W | Whiskey |
F | Foxtrot | O | Oscar | X | X-ray |
G | Golf | P | Papa | Y | Yankee |
H | Hotel | Q | Quebec | Z | Zulu |
I | India | R | Romeo |
日本人にもすぐABCが伝わる!最強の単語一覧
文字 | 単語 | 間違いやすい文字 | 先行理由 |
A | Apple | J,K | ・簡単な単語 ・世界的企業Apple Inc.で、日常的にスペリングを目にすることが多い |
B | Ball | D,E,P,T,V | ・簡単な単語 |
C | Computer | G | ・簡単な単語 |
D | Download | B,E,P,T,V | ・簡単な単語 ・日常的にスペリングを目にすることが多い |
E | End | B,D,P,T,V | ・簡単な単語 |
F | France | S | ・簡単な単語 |
G | Gold | C | ・簡単な単語 |
H | Hotel | ・簡単な単語 ・日常的にスペリングを目にすることが多い | |
I | Internet | Y | ・簡単な単語 ・日常的にスペリングを目にすることが多い |
J | Japan | A,K | ・簡単な単語 |
K | King | A,J | ・簡単な単語 ・トランプで日常的にスペリングを目にすることが多い |
L | LINE | M,N | ・簡単な単語 ・日常的にスペリングを目にすることが多い |
M | L,N | ・簡単な単語 ・日常的にスペリングを目にすることが多い | |
N | News | L,M | ・簡単な単語 |
O | Open | ・簡単な単語 | |
P | Pink | B,D,E,T,V | ・簡単な単語 |
Q | Queen | 9 | ・簡単な単語 |
R | Rakuten | ・楽天グループ株式会社で、日常的にスペリングを目にすることが多い | |
S | Stop | F | ・簡単な単語 |
T | T-shirt | B,D,E,P,V | ・簡単な単語 |
U | UFO | ・簡単な単語 | |
V | Violin | B,D,E,P,T | ・簡単な単語 |
W | World | ・簡単な単語 | |
X | X線 | ・簡単な単語 | |
Y | Yahoo | I | ・ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」で、日常的にスペリングを目にすることが多い |
Z | Zero | ・簡単な単語 |
【選考基準】なぜこの単語が伝わりやすいのか?
● 中学1年生でもわかる簡単な単語
選んだ単語は、ほとんどが中学英語の範囲で登場するシンプルで親しみやすい言葉です。相手が英語に自信がなくても、「それなら知ってる!」となるものばかりなので安心です。
● 発音からスペルを想像しやすい単語
「WhiteのW」や「ThreeのT」とした場合、一見簡単な単語に思えるかもしれませんが、ローマ字読みでは「ホワイト」や「スリー」となり、日本人にはWやTの音からスペルが直感的に想起しにくい可能性があります。
そのため、「Ball」「Computer」「Mail」など、日本人がローマ字読みをベースに考えたときでも、素直に綴りが想像しやすい単語に厳選しています。
発音が特殊だったり、綴りと音が大きくズレていたりする単語はあえて避けています。
● 日常生活で見かける単語
「LINE」「Rakuten」「Yahoo」などは、広告・アプリ・ニュースなどで頻繁に目にする言葉です。視覚的な記憶に残っているため、電話でもすぐに意味が伝わります。
● 聴き間違いされやすい文字を明確に区別
BとD、MとNなど、音が似ていて聞き間違いやすいアルファベットには、混同されにくい単語を意識的にあてています。例えば「BはBall」「DはDownload」のように、違いが際立つようにしています。
● あえてスペリングが長めの単語を選択
「Download」や「Computer」などは、短い単語よりも発音が独特で、他の単語と被りにくいというメリットがあります。これにより、聞き手が「え、今なんて?」とならずに済みます。
● カタカナ語として定着している単語
「UFO」「Tシャツ」「X線」などは、日本語としても使われている単語で、イメージがすぐに湧きやすいのが特徴です。
関連知識|「電話が聞き取りやすくなる」ための便利アイテム&ツールまとめ
電話や通話でよくある混乱、“音質”を改善するだけでも大幅に軽減できます。
① ノイズキャンセリング機能付きヘッドセット(聞き間違いを物理的に防ぐ)
- 周囲の雑音をシャットアウト
- 相手の声がクリアに届く
- 両耳タイプは“ながら聞き”を防止し集中力アップ
② 通信環境の改善(Wi-Fi・ルーターの見直し)
- 「電話が途切れる」「聞き返される」原因の多くは通信の不安定さ
- Wi-Fi環境を見直すだけで、音質は劇的に改善
まとめ|もう「B?D?」で困らない
「えっ、今のってBですか?Dですか?」――そんなやり取りにもう悩まされなくて済みます。
伝わりやすい単語を選び、コツを押さえるだけで、電話でのアルファベット伝達は驚くほどスムーズになります。
明日からさっそく、「AppleのA」で、ミスゼロのやりとりを始めてみましょう。